2013-03-05
先日の『未完成』より④の続き、
徳永英明さんの高校生活のお話です。
徳永英明ストーリー『未完成』
(由比良・著 1988.9.10初版発行)
〝トゥモロー・ネバー・ノウズ″より抜粋。
そして、この生まれて初めてのバイト先で、彼は早くも、そのキッカケとめぐり逢う。
彼が通っていた伊丹高校のとなり校、尼崎北高校に通っていた学生だ。彼もまたその割烹にアルバイトに来ていた。彼らは洗い場の中で、そして時にはバイト後の喫茶店で、様々なことを話した。お互いの学校のこと、趣味、そして異性のこと…。よくある学生バイトの風景だ。
やがてしばらくして、徳永は彼の見せてくれた1枚の写真に映っていた女性を好きになる。いや、もう高校生だ、好きになる、というよりも〝恋をした″の方が正しいだろう。
友人は、その写真を見せるとき、「この娘(こ)、うちの〝ミス″だぜ」と、ことわった。
ミス尼崎北高校の名は、圭子といった。彼はその友人を介して、圭子に交際を申し込む……いや、表現がカッコ良すぎるな、訂正だ。アタックを続ける。
彼の強引な願いは、翌年、つまり高校2年の夏にかなうことになる。
最初のデートは8月22日だった。ふたりで梅田に出かけて、映画を観た。日付はハッキリ覚えている。でも、何の映画だったかは、思い出せない。
翌23日には、ボーリングに行った。
2学期を目前に控えた30日には、宝塚ファミリー・ランドに行って、最後の花火大会を見た。その時彼女は、手製のお弁当を作ってきてくれていた。
市立伊丹高校卒業式のサプライズについて
ハッピーエフエムいたみのHappy Waveで放送されていたようです。
→http://youtu.be/StaOacDKwXw
徳永英明さんの高校生活のお話です。
徳永英明ストーリー『未完成』
(由比良・著 1988.9.10初版発行)
〝トゥモロー・ネバー・ノウズ″より抜粋。
そして、この生まれて初めてのバイト先で、彼は早くも、そのキッカケとめぐり逢う。
彼が通っていた伊丹高校のとなり校、尼崎北高校に通っていた学生だ。彼もまたその割烹にアルバイトに来ていた。彼らは洗い場の中で、そして時にはバイト後の喫茶店で、様々なことを話した。お互いの学校のこと、趣味、そして異性のこと…。よくある学生バイトの風景だ。
やがてしばらくして、徳永は彼の見せてくれた1枚の写真に映っていた女性を好きになる。いや、もう高校生だ、好きになる、というよりも〝恋をした″の方が正しいだろう。
友人は、その写真を見せるとき、「この娘(こ)、うちの〝ミス″だぜ」と、ことわった。
ミス尼崎北高校の名は、圭子といった。彼はその友人を介して、圭子に交際を申し込む……いや、表現がカッコ良すぎるな、訂正だ。アタックを続ける。
彼の強引な願いは、翌年、つまり高校2年の夏にかなうことになる。
最初のデートは8月22日だった。ふたりで梅田に出かけて、映画を観た。日付はハッキリ覚えている。でも、何の映画だったかは、思い出せない。
翌23日には、ボーリングに行った。
2学期を目前に控えた30日には、宝塚ファミリー・ランドに行って、最後の花火大会を見た。その時彼女は、手製のお弁当を作ってきてくれていた。
市立伊丹高校卒業式のサプライズについて
ハッピーエフエムいたみのHappy Waveで放送されていたようです。
→http://youtu.be/StaOacDKwXw
