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『未完成』より⑥

先日の『未完成』より⑤の続き、
徳永英明さんの高校生活のお話です。

徳永英明ストーリー『未完成』
(由比良・著 1988.9.10初版発行)
〝トゥモロー・ネバー・ノウズ″より抜粋。

 作曲活動というか、趣味としての、目的のない曲作りは、相変わらず続けていた。
 学内での音楽活動は、中学時代よりはるかに活発になっていて、文化祭ともなれば幾つものフォーク・グループやハード・ロック・グループが日頃の成果を競っていたが、彼はそうした〝グループ″に加わることは相変わらず無かった。友人や話したこともない学生たちの演奏を楽しみながらも、どこかに「あんまりうまくないな、オレのが歌うまいな」という気持ちがあった。だが、そんな彼の音楽を知っているのが、ごく少数の友人と、自分の両親と弟だけであるのに変わりはなかった。
 彼の部屋のステレオの横にある、自作の曲を録音したカセットの数は、少しずつだが着実に数を増していった。その中には、詞も付けられ、タイトルを付けられたものも幾つかあった。
 「かげろう」、「ひなげしの丘」、「東京20時発銀河系行き」、「白いお屋根の喫茶店で」、それに、当時最も自信のあったお気に入りの曲「サンフランシスコ」…。
 そんな曲作りに、当然ながら圭子との恋愛は強く影を落としてゆく。
 ズバリ「圭子さん」。さらに「赤いヒールの女の子」、決定判とも言える「圭子と共に宇宙の彼方へ」…。
 淋しかったレコード棚にも、アルバムがどんどん増えていった。アルバイトで稼ぐ金の多くは(圭子と付き合うようになってからはその割合が減ったが)レコード代に費されていた。彼はレコードを、家の最寄り駅・稲野駅前のレコード店で買った。そこでは、アルバムを一枚買うと、好きなシングルを一枚付けてくれたのだ。彼は既にビートルズとELOのアルバムはほとんど揃えていた。



(-.-;)

今晩は
かなしい思い出

中学・高校の友人が二人 急死しました

一人は心筋梗塞でもう一人はインフルエンザから肺炎になって急死しました

いろんな話をする中の友人でした

No title

音楽に対しての趣味から徐々に強い気持ちになって
きてるのが感じとれますね。
この頃はフォークやハードロックが若者には人気でした。
私は洋楽にハマってましたね^。^

それにしても「白いお部屋の・・・・」「圭子と共に・・・・」とか
十代の駆け出しの頃の若者らしい発想のタイトルが
なんとも可愛らしいというかちょっと笑ってしまいました。。
徳永さんごめんなさい!!

圭子さんとの「恋の行方」も気になります・・。

やまもっちさん
ご友人お二人若くして亡くなられたとは、悲しかったでしょうね。

No title

コメを書こうとしたら,やまもっちさん
悲しいね
友人の死
死は身近なのよね
胸が痛いでしょうね。

やまもっちさんへ

お友達が二人も亡くなったなんて…
それも急死…
悲し過ぎますね。
私はそんな悲しい思い出はないです。

アノ徳子さんへ

音楽に対して…強い気持ち、
そして形になってきたという感じがします。
この頃、私はどっぷり高校野球ですねv-411
音楽はほとんど聴いていませんv-356

そうなんです~
タイトルが可愛いです。
小学5年生の時の時に水原弘さんに歌ってもらおうと
作った曲、「おれの嫁さん」に近いような…

圭子さんとの「恋の行方」は
昔のコンサートの時、聞いた記憶があります。
もちろんこの本の続きはUPしますv-426

やまもっちさん、
お友達二人も亡くされて悲し過ぎますね…

みゆきんさんへ

そう…悲しいね。
特に若い人の死は…
それも急死、
死は身近なことなんたけど、
そう思いたくない気持ちがある。
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